うさぎの尿失禁
うさぎのpp |
典型的に、トイレの外への排尿が見られます。 |
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尿による被毛の黄色い着色が起こります。 |
尿付着により腹皮の脱毛が起こります。 |
足裏の脱毛は、足底皮膚炎へと至ります。 |
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Emma Staub 細菌感染症による尿失禁に苦しんでいたうさぎ;抗菌薬の投与によって症状は改善しました。 |
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細菌が要因となるもの |
尿路感染症(UTI)…パスツレラ属菌、スタフィロコッカス属菌、その他の細菌により起こります。 |
膀胱炎(膀胱の炎症) |
寄生虫が要因となるもの |
エンセファリトゾーン・クニクリ…この病原体の場合、しばしば後肢の麻痺を伴います。
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トキソプラズマ症
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膀胱内寄生虫の存在
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カルシウムに関連して起こるもの |
高カルシウム尿症(尿中のカルシウムが増加したもの) |
機械的要因 |
尿路結石症(腎臓または膀胱内に結石が存在する) |
仙椎レベルでの脊椎骨折と神経損傷 |
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脊髄(通常第6腰椎レベルにおける)脱臼・亜脱臼 |
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雌性・雄性生殖器の変形 |
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外性器異常(例 尿道下裂) |
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妊娠 |
神経系の要因 |
脊髄損傷、骨折あるいは脱臼 |
エンセファリトゾーン・クニクリ
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その他の要因 |
肥満と、それによりうさぎが”怠惰に”なり、毛づくろいができなくなる |
高カルシウム尿症(尿中に異常な量のカルシウムが含まれる) |
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腎不全 |
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多飲多尿 |
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尿路結石症(腎臓または膀胱内に結石が存在する) |
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最近、避妊手術したメスうさぎで見られるエストロゲン反応性失禁 |
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疼痛
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外科的要因 |
卵巣子宮摘出術(避妊手術)後のエストロゲン反応性失禁 |
多飲(飲水量が増加している状態) |
疼痛 |
ストレスの結果起こる、心因性多飲症 |
うさぎの尿失禁を説明するのにご助力頂いたEmma Staub氏とうさぎのppに深謝申し上げます。またうさぎの尿道下裂の情報をご提供頂いた、
Wendy Douglas氏(イギリス)に深謝申し上げます。
e-mail: info@medirabbit.com