うさぎの”ヘッドダウンシンドローム(頭部下垂症候群)”
考えられる原因
”ヘッド・ダウン・シンドローム(頭部下垂症候群)”は、急性発症する疾患です。フロッピー・ヘッド・シンドローム(頭部虚弱症候群)あるいはドロップト・ヘッド・シンドローム(頭部下垂症候群)とも呼ばれるうさぎの疾患です。うさぎの頭部が前(下)方に曲がってしまい、うさぎは頭を上げることができません。頭部の下垂は、頚部虚弱または頚部伸筋収縮により起きています。すると重力に逆らって、頭を持ち上げることができません。側方へのねじれはありません。その結果、動くことを嫌がり、食欲低下、疼痛などの症状が見られます。
全身的な身体検査、血液検査やレントゲンといった検査、そして病歴聴取を徹底しても、この疾患の原因は不明なままです。頚部の筋肉が虚弱を呈しているのか、あるいは過度の拘縮が起きているのかを鑑別することが重要です。典型的には、頚部虚弱は以下のカテゴリーのいずれかに分類できます:運動神経疾患、自己免疫性疾患(重症筋無力症のような)、筋の炎症性疾患(多発性筋炎のような)、あるいは特発性。一方で頚部筋肉の拘縮は、斜頸または神経毒が関連しています。頭部の屈曲は側方ではなく、前方であることから、エンセファリトゾーン・クニクリの活動的感染や、中耳/内耳感染は関係がありません。 A
few years ago, rabbit presented the exact same clinical features and blood
chemistry results and vets were amazed about his condition too: Twilight. A closer
analysis of the blood chemistry panel of Midnight and Twilight indicates high liver values (AST,
ALT, Alk Phosphatase) and
a low level phosphorus (hypophosphatemia). Hypophosphatemia has typically
been associated with fulminant hepatic failure as well as increased
metabolism of phosphorus during hepatic function recovery and hepatocyte
regeneration. A working hypothesis is that these rabbit may have suffered hepatic
encephalopathy as a consequence of fulminant liver failure and a raised
level of blood ammonia.
予後は良くない、あるいは注意が必要です。治療には支持療法、抗菌薬、輸液、疼痛緩和、必要に応じて強制給餌などを行います。大部分の動物は、7から14日の間に回復します。All affected rabbit recovered within a week.
下記の表は他の草食動物(馬、牛、羊、山羊)で見られる、頭部挙上困難の原因のリストです。その他の要因も除外できません。
原因により、頭部挙上困難は可逆的なことも、不可逆的なこともあります。回復はふつう早く、1週間以内に回復することもあれば、数週間から数か月を要する場合もあります。予後は良くない、あるいは注意が必要です。治療は支持療法、抗菌薬、輸液、疼痛緩和、必要に応じて強制給餌を行います。 |
うさぎのMidnightの情報・画像・ビデオをご提供下さいました、Kathleen Bourdelais,
Suzanne Trayhan and Bonnie Salt各氏に深謝申し上げます。
e-mail: info@medirabbit.com